最近、向田邦子の「冬の運動会」と「家族熱」を読み終えた。

どちらも待ち合わせの合間などにバーッと読んでみたんだけど、読み始めると結構熱中してしまうもので、ざくざくと読み進めてしまった。個人的には場所が変わるときの描写が脚本っぽいところが好きだけど(わかりやすいし)、やっぱり向田邦子はエッセイが面白い。

ちなみに、どちらもテーマは同じで「家族とは」。
前に読んだ「阿修羅のごとく」もそうだったなぁ。どれも父親が浮気していて母親がストレスためてて、おじいちゃんも若い人とよろしくやってて…。

ちなみにこの3つの中なら「冬の運動会」がラストが一番ハッピーで気持ちよかったかな。「阿修羅のごとく」とかはもはや何が良いのかよく分からなかった。

父親が浮気しててってところは、実体験に基づいているんだろう。きっとこの人にとって家族はとても大きな比重を占めていたのだろうなぁ。